2025年7月14日に放送された『帰れマンデー見っけ隊!!』では、俳優の阿部サダヲさんと女優の松たか子さんをゲストに迎え、東京の秘境・檜原村を巡るバスサンド旅が特集されました。
都心からわずか60分でたどり着ける避暑地で、美しい清流や深い緑に癒されながら、地元ならではの絶品グルメを探す旅です。
旅のゴールである築300年の茅葺き宿「兜家(かぶとや)」で味わう「翡翠(ひすい)そば」を目指し、道中では手作りこんにゃくやブランド牛「秋川牛」のステーキなど、魅力的なグルメが次々と登場しました。
この記事では、番組で紹介されたお店の場所やメニュー、アクセス方法、おすすめの観光プランまで、檜原村と秋川渓谷の旅の魅力を余すところなくお伝えします。
番組概要と注目ゲスト
今回の旅の舞台や、豪華ゲストの見どころについてご紹介します。
放送日時と舞台の概要
2025年7月14日(月)の19時から20時40分にかけて放送された今回の舞台は、東京都心から車で約60分の距離にありながら、豊かな自然が残る秋川渓谷と檜原村です。
檜原村は島しょ部を除くと東京都で唯一の「村」であり、都心よりも気温が約2℃も低いことから、夏の避暑地として最適なロケーションです。
清らかな川の流れと深い緑に囲まれたこの地を、サンドウィッチマンとゲストが路線バスで巡りました。
ゲスト(阿部サダヲ&松たか子)初参戦の見どころ
今回の“秘境バスサンド”には、俳優の阿部サダヲさんと女優の松たか子さんが初めて参加しました。
二人の新鮮なリアクションは大きな見どころで、地元のブランド牛「秋川牛」のステーキに阿部さんが感嘆したり、松さんが清流を眺めながら名物「よもぎそば」に舌鼓を打ったりと、素の表情でグルメを堪能する姿が印象的です。
移動中のバス車内で繰り広げられた、リラックスした雰囲気での休日の過ごし方に関するトークも、ファンにとっては見逃せないポイントとなりました。
サンドウィッチマンとのバスサンド秘境旅
サンドウィッチマンがホストを務める「バスサンド」は、路線バスでサイコロを振り、出た目の数だけバス停を進みながら飲食店を探す人気企画です。
車内でサンドイッチを食べながら進むのが恒例となっています。
今回は、地元の方からの情報を頼りに「絶品そば」「秋川牛」「こんにゃく」「舞茸天ぷら」「ジビえ料理」「タレカツ丼」といったグルメを探し出し、最終目的地の「兜形の茅葺き屋根旅館」、すなわち「兜家旅館」を目指すというミッションが課せられました。
秋川渓谷エリアの魅力
旅の前半で訪れた、東京とは思えないほど豊かな自然が広がる秋川渓谷エリアの魅力とグルメを紹介します。
自然の涼感と遊歩道の魅力
東京あきる野市と檜原村にまたがる秋川渓谷は、都心より気温が約2℃低い天然のクールスポットです。
澄み切った水が流れる川沿いには遊歩道が整備されており、木漏れ日を浴びながらの散策は心身ともにリフレッシュできます。
川のせせらぎや岩が作り出す風景は、都会の喧騒を忘れさせてくれるほどの癒やし効果があります。
番組内でも、阿部サダヲさんや松たか子さんが思わず深呼吸するシーンがあり、その清涼感が伝わってきました。
一穂のこんにゃく – 手作り本格派、清流使用の味
秋川渓谷の名物として登場したのが、地元で評判の「一穂(いっすい)のこんにゃく」です。
このこんにゃくは、秋川の清流と厳選されたこんにゃく芋を使用し、昔ながらの伝統製法で丁寧に手練りされています。
その結果、市販品とは一線を画す強い弾力と豊かな風味が生まれます。
番組では「100本でも食べられる」と絶賛の声が上がり、出演者たちはその深い味わいと食感に感激していました。
製造元の店舗では試食も可能で、地元の誇りが詰まった逸品です。
キッチンカー&地元ブランドグルメ(秋川牛・舞茸天ぷらなど)
秋川渓谷近くの広場には複数のキッチンカーが出店しており、手軽に地元の味覚を楽しめます。
特に注目を集めたのは、地元ブランド牛「秋川牛」を使ったジューシーなステーキと、肉厚で香り高い地元産舞茸の天ぷらです。
舞茸天ぷらは、サクッとした衣と舞茸のジューシーな食感のコントラストが絶妙で、自然の恵みを存分に感じられます。
その他にも大判コロッケやポテトフライ、シェイクなど多彩なメニューがあり、ロケ一行のテンションも上がっていました。
檜原村での絶品そば&ジビエ体験
旅の目的地である檜原村で出会った、見た目にも美しいそばや、この土地ならではの食文化をご紹介します。
翡翠色そばとは?風味とロケーション
今回の旅のハイライトともいえるのが、檜原村で提供される「翡翠(ひすい)そば」です。
これは、地元産のそば粉と清らかな水に、自然由来の緑色成分を練り込むことで、透き通るような美しい翡翠色に仕上げたおそばです。
その特徴は見た目の涼やかさだけでなく、さっぱりとした喉ごしにもあります。
ゲストたちもその美しさに驚き、「夏にぴったりだ」と高く評価していました。
清流を眺めながら味わうことで、視覚と味覚の両方でリフレッシュできる、特別な一杯です。
よもぎそばやタレカツ丼の現地人気メニュー
翡翠そばの他にも、檜原村には魅力的な郷土料理があります。
松たか子さんが味わった「よもぎそば」は、春のよもぎを練り込んだ香りの良い一品で、しっかりとしたコシが特徴です。
ゲストからは「緑の風を口に含んだよう」とその爽やかな風味が絶賛されました。
また、地元で親しまれている家庭の味として「タレカツ丼」も登場。
厚切りのカツを醤油ベースの甘辛いタレにくぐらせてご飯にのせたもので、「これぞ里山の味」と認められる人気メニューです。
ジビエ料理の魅力と地元文化
村の面積の93%以上を森林が占める檜原村では、古くからジビエ文化が根付いています。
番組では、地元の猟師が獲り、料理人が腕を振るう鹿肉のシチューやイノシシ汁が紹介されました。
特に鹿肉は臭みがなく、赤身の旨味が非常に濃厚で、ゲストが「まるで牛肉のようにジューシー」と感動するほどでした。
これらの料理は、単なる珍しいグルメではなく、「森の恵みを無駄なくいただく」という、自然と共生するこの地域の生活の知恵と文化を象徴するものでもあります。
茅葺き「兜家旅館」の宿泊&食体験
旅の最終目的地、築300年の歴史を誇る古民家旅館「兜家」の魅力に迫ります。
兜造りの茅葺き屋根と建築の歴史背景
檜原村の数馬地区に静かに佇む「兜家旅館」は、築約300年という長い歴史を持つ古民家です。
その最大の特徴は、武士の兜を模したとされる「兜造り」の重厚な茅葺き屋根。
太い木組みが支える木造4階建ての建物は、周囲の自然と調和しながらも圧倒的な存在感を放っています。
この歴史的な建築美は、1995年以降に行われた屋根の葺き替えによって、伝統技術を活かしながら大切に維持されています。
300年の歴史ある料理と料理長のこだわり
兜家旅館の夕食は、山の恵みをふんだんに使った料理が並びます。
旬の山菜や新鮮な川魚に加え、近年では新たにジビエ肉(猪・鹿)の炭火焼プランが注目を集めています。
このプランは「DXタイプ」および「Aタイプ」の宿泊者向けに提供される特別なメニューで、囲炉裏でじっくりと焼き上げた猪肉の脂の甘みや、鹿肉の力強い赤身の旨みを堪能できます。
地産素材を知り尽くした料理長のこだわりが光る、季節感あふれる料理です。
展望カフェ&予約・アクセス情報
旅館内には、渓谷の絶景を一望できる「渓谷展望カフェ」が新たにオープンしました。
大自然のパノラマを目の前に、開放的な気分でくつろげるこのカフェは、松たか子さんや阿部サダヲさんも絶賛した注目のスポットです。
アクセスは、JR武蔵五日市駅から西東京バス「数馬行き」に乗車し、終点で下車後、徒歩約10分です。
車の場合は圏央道あきる野ICから約50分で到着します。
旅のアクセス・モデルコース・TIPs
実際に檜原村を訪れる際の交通手段や、おすすめの周遊プラン、注意点などをまとめました。
都心からの公共交通アクセス(電車+バスルート)
都心から公共交通機関で向かう場合、まずJR中央線などを利用して立川駅へ行き、そこからJR五日市線に乗り換えて終点の「武蔵五日市駅」を目指します。
東京駅からの所要時間は約90分です。
武蔵五日市駅からは、西東京バスの「檜原村 本宿役場前」または「檜原小前」行きに乗り換え、約30分で檜原村エリアに到着します。
バスは30〜60分間隔で運行しており、日帰りでも宿泊でもアクセスしやすいです。
日帰り・宿泊モデルコース提案
日帰りプラン
午前中に武蔵五日市駅からバスで出発し、払沢の滝や秋川渓谷を散策。
昼食はキッチンカーで舞茸天ぷらなどを味わい、午後に翡翠そばを堪能。
兜家旅館は外観を見学し、15時頃のバスで帰路につくコースです。
1泊2日プラン
1日目は、レンタサイクルなどを活用して神戸岩(かのといわ)などを巡り、こんにゃく工場を見学。
夕方に兜家旅館にチェックインし、囲炉裏でのジビエ夕食を楽しみます。
2日目は、朝食後に森のおもちゃ美術館や龍神の滝を散策し、午後のバスでゆっくりと帰るプランがおすすめです。
マイカー&レンタカー利用時の注意点
車でのアクセスは、圏央道の「あきる野IC」または「日の出IC」から約60分です。
ただし、村内の道路は道幅が狭く、急なカーブも多いため運転には注意が必要です。
特に夏休みや紅葉シーズンは観光客で混雑し、駐車場も早々に満車になる傾向があります。
時間に余裕を持って、早朝や夕方に到着するように計画するのが賢明です。
なお、2025年5月に一部の通行止め区間が解除され、以前より渋滞は緩和されています。
まとめ
今回の「帰れマンデー見っけ隊!!」では、阿部サダヲさんと松たか子さんが東京の秘境・檜原村の魅力を満喫しました。
秋川渓谷の清涼な空気の中で味わう「一穂のこんにゃく」や「秋川牛」、そして旅の目的地で出会った「翡翠そば」や茅葺き旅館「兜家」でのジビエ料理など、豊かな自然と共生する食文化が印象的でした。
特に、透き通るような緑色が美しい翡翠そばや、築300年の歴史を持つ兜家の非日常的な空間は、都会の喧騒から離れて心身ともにリフレッシュしたい方にぴったりの体験です。
自然、グルメ、歴史が三位一体となった檜原村の旅は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。