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【ゲンキの時間】プレクーリング法!手のひらを冷やす熱中症予防のやり方を谷口英が紹介

2025年7月13日放送の「健康カプセル!ゲンキの時間」で、厳しい夏を乗り切るための効果的な熱中症対策として「プレクーリング」が紹介されました。

教えてくれたのは、医学博士の谷口英喜さんです。

今回は、誰でも簡単に実践できる、手のひらを冷やすプレクーリング法について詳しく解説していきます。

目次

手のひらを冷やすプレクーリング法

プレクーリングとは、運動や活動を始める前にあらかじめ体を冷やしておくことで、その後の体温上昇を緩やかにし、熱中症のリスクを低減させるためのコンディショニング法です。

様々な方法がありますが、特に「手のひら」を冷やすことが非常に効果的です。

手のひらを冷やすとなぜ熱中症予防になるの?

手のひらを冷やすだけで効率的に体を内側から冷却できるのには、ちゃんとした医学的な理由があります。

そのカギを握るのが、私たちの手のひらや足のうら、顔などに存在する「動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう)」という特殊な血管です。

この血管は、体温調節のために動脈と静脈を直接つなぐバイパスの役割を担っています。

動静脈吻合は、一般的な毛細血管に比べて格段に多くの血液が流れる構造をしています。

そのため、この部分を冷やすことで、冷却された血液が大量に全身を巡り、体の深部体温を効率良く下げることができるのです。

手のひらを冷やすプレクーリング法のやり方

プレクーリングを効果的に行うには、冷やす「温度」が非常に重要です。

結論から言うと、手のひらが「気持ちいい」と感じる15℃前後の温度で冷やすことがポイントです。

冷たすぎると、体は危険を察知して動静脈吻合の血管をキュッと閉じてしまい、血流が悪くなって逆効果になるため注意が必要です。

番組で紹介された方法はとても簡単です。

まず、冷蔵庫で5℃程度に冷やしたペットボトルを用意します。

それをタオルハンカチで巻き、5分ほど置いておくと、表面温度が体温を下げるのに最適な約15℃になります。

あとは、そのペットボトルを握るだけです。

これだけで手軽に、そして効果的にプレクーリングを実践できます。

まとめ

今回は「健康カプセル!ゲンキの時間」で紹介された、手のひらを冷やすプレクーリング法について解説しました。

この方法は、冷たいペットボトルを握るだけという手軽さに加え、喉が渇いたらすぐに水分補給ができるという利点もあり、まさに一石二鳥の熱中症対策です。

特に、自分では体温調節がうまくできないお子さんやお年寄りの方には非常に効果的です。

厳しい夏を健康に乗り切るために、ぜひこの方法を試してみてはいかがでしょうか。

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