2025年7月20日に放送されたフジテレビのドキュメンタリー番組『ミラモンGOLD』で、110mハードルで驚異的な記録を打ち立てている高校生アスリート、古賀ジェレミー選手が特集されました。
番組では、彼が自身の持つ日本高校記録の更新に挑む姿に密着。
その強さの秘密やアスリートとしての素顔、そして輝かしい未来への展望が紹介されています。
この記事では、番組で明かされた古賀選手のプロフィールや輝かしい戦績、そしてファンや陸上界が寄せる期待の声、気になる今後の進路について詳しく解説します。
ミラモンGOLD出演の背景と番組内容
今回の『ミラモンGOLD』では、すでに高校陸上界のスターである古賀ジェレミー選手に密着。
番組は、彼の記録への挑戦だけでなく、その裏側にある人間的な魅力にも光を当て、多くの視聴者に感動を与えました。
番組概要と放送日時
未来を担う若き才能を紹介するドキュメンタリー番組「ミラモンGOLD」は、フジテレビ系列で日曜の朝に放送されています。
2025年7月20日(日)の11:15から11:45の放送回で、110mハードルで活躍する高校3年生の古賀ジェレミー選手が取り上げられました。
高校2年生で既に高校記録を樹立していた彼が、「自身の高校記録&自己ベスト更新を目指す」という明確なテーマのもと、その挑戦の現場をリアルに届ける構成となりました。
MC・応援団のコメントと視点
番組のMCはお笑いコンビ・霜降り明星のせいやさん、番組紹介人として横澤夏子さんと丸山桂里奈さんが参加しました。
さらに、同世代の応援団として綾瀬ことり(Rain Tree)さんも同行し、アスリートが抱えるプレッシャーや競技と向き合う姿勢を、それぞれの多角的な視点から掘り下げました。
スタジオの出演者たちは、単に記録を追い求めるだけでなく、「挑戦そのものに価値がある」という力強いメッセージを視聴者に伝えています。
番組で注目された瞬間
番組では、大会前の緊迫した練習風景や、ウォームアップ中の真剣なまなざし、そしてレース直前の緊張感あふれる表情など、普段は見ることができないアスリートとしての古賀選手の素顔が丁寧に描かれました。
特に印象的だったのは、高校記録更新という大きなプレッシャーの中で、冷静に自身のハードリングフォームを整え直す場面です。
ゴール後に見せた安堵と悔しさが入り混じった表情は、見る者に強い感動を与えました。
記録という結果だけでなく、そこに至るプロセスを丁寧に追った演出は、視聴者から高い評価を得ています。
古賀ジェレミー最新プロフィール
規格外のパフォーマンスで注目を集める古賀ジェレミー選手。
ここでは、彼の基本的な情報から陸上を始めたきっかけまで、その人物像を詳しく見ていきます。
基本データと出身校
古賀ジェレミー選手は2007年5月21日生まれの18歳(2025年7月現在)で、神奈川県横浜市の出身です。
陸上の名門、東京高等学校の3年生として、110mハードルに専門的に取り組んでいます。
身長185cm、体重72kgという恵まれた体格は、ハードルを越えるための理想的な身体能力の基盤です。
この俊敏性と伸びを兼ね備えた体つきが、彼の数々の記録更新を支える大きな要因となっています。
生い立ちとハードル転向のきっかけ
幼い頃から抜群の運動神経を誇っていた古賀選手は、地元の保土ヶ谷中学校で陸上クラブに所属し、本格的に陸上競技を始めました。
中学3年生の頃には、110mハードル、走り高跳び、砲丸投げ、400m走の4種目をこなす「4種競技」にも挑戦していました。
しかし、400m走や砲丸投げを苦手としていたことから、次第に得意種目であるハードルに専念するようになります。
中学時代にはすでに全国大会に出場するほどの才能を示しており、この早い段階での種目の専門化が、後の大飛躍へとつながる重要な礎となりました。
育成サポートと強化指定選手
中学、高校と着実に実績を積み重ねてきた古賀選手は、その将来性を高く評価され、日本陸上競技連盟が次世代のトップアスリートを育成するプロジェクト「ダイヤモンドアスリートNextage」に選出されています。
この強化指定選手としてのサポートが、彼の成長をさらに加速させています。
その効果は結果にも表れており、2025年2月に行われた日本室内陸上U20男子60mジュニアハードルでは、7秒72というタイムで見事に優勝を果たしました。
驚異的成績と大会歩み
古賀ジェレミー選手の強さは、数々の大会で打ち立てられた驚異的な記録が証明しています。
彼は高校生離れしたパフォーマンスで、日本の陸上界に次々と新たな歴史を刻んできました。
ここでは、彼の成長の軌跡を大会ごとに振り返ります。
2024年 高校2年で高校記録更新
古賀選手の名が全国に知れ渡ったのは、2024年の全国高校総体(インターハイ)です。
男子110mハードル決勝において、彼は13秒59というタイムを叩き出し、見事に優勝。
この記録は、当時の日本高校記録を更新するものであり、高校2年生という若さでの快挙は陸上界に大きな衝撃を与えました。
この成功を機に、顧問コーチによる指導のもと、「スタートからの加速と、ハードル間のリズムを乱さないこと」を重点項目とした練習方法の改良が行われ、彼の技術はさらに磨かれていきました。
2025年 南関東大会で13秒45の驚異的自己ベスト
2025年6月16日、南関東高校総体の男子110mハードル決勝で、古賀選手は再び歴史を塗り替えます。
追い風0.1m/sの条件下で、13秒45という驚異的なタイムを記録。
自身の持つ日本高校記録を0.1秒以上更新する、圧巻のパフォーマンスで自己ベストを樹立しました。
予選で13秒78、準決勝で13秒58と段階的にタイムを縮め、決勝で一気に加速して達成されたこの記録。
レース直後、速報タイマーに映し出された「13秒4台」という数字を見て、本人も無自覚に声を上げたと振り返っており、日々の努力が結実した瞬間でした。
2025年 日本選手権で高校生として歴史的快進撃
2025年7月上旬に東京・国立競技場で開催された、シニアのトップ選手が集う日本陸上競技選手権大会でも、古賀選手の快進撃は止まりませんでした。
予選を自己ベストに迫る13秒49で1着通過すると、準決勝では向かい風0.3m/sという不利な条件の中、13秒56で3着に入ります。
この結果、高校生としては実に11年ぶりとなる決勝進出という歴史的快挙を成し遂げました。
決勝では13秒52で堂々の5位入賞を果たし、世代を超えた実力者であることを全国に知らしめています。
今後の展望と進路予想
高校陸上界の頂点に立ち、シニアの舞台でもその実力を証明した古賀ジェレミー選手。
彼の視線は、すでに国内だけでなく世界へと向けられています。
ここでは、彼の輝かしい未来への展望と、注目が集まる進路について解説します。
世界ジュニア・U20代表入りの可能性
古賀選手が2025年6月に記録した13秒45というタイムは、同年代の世界のトップアスリートたちと比較しても遜色のない、極めて高いレベルの記録です。
そのため、2025年後半に予定されている世界U20陸上選手権やアジアジュニア大会への日本代表選出が確実視されています。
陸上専門メディアなどでも「即戦力としてチームを引っ張る存在」と高く評価されており、正式な代表発表が待たれる状況です。
国際大会での経験は、将来のオリンピックや世界選手権での飛躍を目指す上で、非常に貴重なステップとなります。
大学・実業団進路と将来の目標
高校卒業後の進路については、陸上の強豪大学へ進学する予定です。
インタビューでは、「大学でインカレ4連覇を目指す」と力強く語っています。
「インカレ」とは日本学生対抗選手権のことであり、4年連続での優勝は過去に例がほとんどない偉業です。
具体的な大学名は公表されていませんが、ハードル競技で名高い早稲田大学や順天堂大学など、複数の大学からスカウトが届いているとされています。
大学卒業後は実業団での競技継続を見据え、最終的には2028年に開催されるロサンゼルス五輪でのメダル獲得を現実的な目標として掲げています。
ファン・陸上界の声
古賀ジェレミー選手の目覚ましい活躍には、多くのファンや陸上関係者から熱い視線と期待の声が寄せられています。
X(旧Twitter)などのSNS上では、「スタート反応2.55秒は高校最速かも」といった技術的な分析や、「大学でも活躍できる逸材」といった将来性を期待する応援コメントが多数投稿されています。
また、陸上専門誌『月刊陸上競技 2025年8月号』では「複数大学・実業団からスカウト済」と報じられるなど、メディアも彼の進路に大きな注目を寄せています。
こうした周囲からの声援は、彼が競技を続ける上での大きな追い風となるに違いありません。
まとめ
フジテレビ『ミラモンGOLD』で特集された、110mハードルの高校生アスリート・古賀ジェレミー選手についてまとめました。
番組では、彼が2025年の南関東大会で13秒45という日本高校新記録を樹立し、さらに日本選手権では高校生として11年ぶりの決勝進出を果たして5位入賞するという快挙の裏側に密着しました。
その強さだけでなく、記録に真摯に向き合う人柄や、プレッシャーと戦うアスリートとしての素顔が描かれ、多くの視聴者に感動を与えています。
今後は、世界U20代表としての活躍、そして陸上強豪大学への進学が期待されており、最終目標である2028年ロサンゼルス五輪でのメダル獲得に向けて、彼の挑戦は続きます。
古賀選手の成長ストーリーは、私たちに勇気と希望を与えてくれます。
これからのさらなる飛躍から目が離せません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。