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【カネオくん】割り箸!竹素材・再利用・工作ガトリング銃

2025年8月10日に放送された「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」では、私たちがふだん何気なく使っている「割り箸」の知られざる進化について特集されました。

割りやすさや口当たりのための細やかな工夫から、環境に配慮した素材選び、そして使用後の驚きの再利用アイデアまで、割り箸の奥深い世界が明らかに。

夏休みの自由研究にもぴったりの、進化した割り箸工作も登場します。

目次

なぜ角を削る?木目を出す?割り箸の工夫に注目

割り箸には、使いやすさと見た目の美しさを両立するための様々な工夫が凝らされています。

スーパーなどでよく見かける「元禄箸」は、四角い箸の四つの角を削る「面取り加工」によって、断面が持ちやすい八角形になっています。

これにより、手に持った時の感触がやわらかくなるだけでなく、口に運んだ際の当たりも優しくなるのです。

さらに、中央に入れられた溝は、軽い力でまっすぐに割りやすく、ささくれや「とげ」が出にくいようにする役割を果たしています。

一方、料亭やお祝いの席で用いられる「天削箸」は、持ち手側の先端が斜めに削り落とされているのが特徴です。

この加工によって木目が美しく浮かび上がり、高級感を演出します。

同時に、使う向きが一目でわかるという機能性も兼ね備えており、日本の細やかなおもてなしの心が形になったデザインです。

主流は竹素材!なぜ竹が選ばれるのか?

近年、割り箸の主流素材は木から「竹」へとシフトしています。

これには環境面、機能面、そして経済面で明確な理由があります。

第一に、竹は環境負荷が非常に小さいサステナブルな素材です。

成長が驚くほど早く、わずか3〜5年で再生可能な資源となります。

地下茎で増えていくため、伐採しても森林破壊につながる心配がありません。

また、二酸化炭素の吸収量も多く、SDGsの観点からも理想的な素材です。

第二に、機能面でも優れています。

竹は木材に比べて軽量でありながら強度が高く、非常に折れにくいのが特徴です。

そのため、焼肉や揚げ物といった油分の多い料理でも安心して使用できます。

そして経済的なメリットも大きく、安定した供給が可能であるため価格も安定しています。

こうした理由から、コンビニエンスストアや多くの飲食チェーンで竹製の割り箸が採用されているのです。

捨てずに活かす!割り箸が文具や家具に変身

使い終わった割り箸は、もはやごみではありません。

最新の技術によって、付加価値の高い新しい製品へと生まれ変わる「資源循環モデル」が注目されています。

文具メーカーの「コクヨ」は、再資源化を手掛けるスタートアップ「ChopValue Japan」と連携し、使用済みの割り箸をオフィス家具として再利用する取り組みを進めています。

回収した割り箸を樹脂と混ぜ合わせ、高温・高圧でプレスすることで、一般的な木材であるメープル材を超えるほどの高い耐久性を持つ素材に生まれ変わらせ、デスクやラックを製造しています。

また、京都を拠点とするアップサイクルブランド「TerrUP」は、使用済みの竹割り箸が持つ独特の美しい質感を活かし、デザイン性の高い和モダンな「TAKEZEN テーブル」を開発しました。

これらの取り組みは、廃棄物を価値あるものに変えるだけでなく、オフィス内で出た割り箸をその場で再資源化するという、新しい循環を生み出しています。

金属でできた割り箸?パキッと割れる不思議なアイデア

割り箸の象徴的な体験である「割る」という感覚を、なんと金属で再現した箸が登場しました。

町工場の優れた金属加工技術から生まれた、このユニークな製品の名前は「MITATE(ミタテ)」です。

素材は軽量なアルミニウムで、磁石や接着剤を一切使用していません。

金属同士の精密なかみ合わせだけで「パキッ」と小気味よく割れ、使用する際にはしっかりと一体化するという驚きの構造を実現しています。

この絶妙な感触と使いやすさのバランスを見つけるため、東京・すみだ地域のブランド認証「すみだモダン」のフラッグシップ商品として、約30通りもの試作が重ねられました。

軽くてスタイリッシュなデザインは、日常の食卓をおしゃれに彩ります。

夏休みにぴったり!進化した割り箸鉄砲

子どもたちに長年愛されてきた「割り箸鉄砲」も、驚きの進化を遂げています。

番組では、複数の輪ゴムを連続して発射できる「割り箸ガトリング銃」が紹介される予定です。

この工作は、割り箸のほかにトイレットペーパーの芯やダンボールといった身近な材料を使い、バレル(銃身)が回転しながら輪ゴムを次々と撃ち出す本格的な仕組みを作り上げます。

ものづくりの楽しさと原理を遊びながら学べるため、夏休みの自由研究のテーマとしても最適です。

ただし、安全に楽しむためには、輪ゴムを強く張りすぎないこと、絶対に人に向けないこと、そして必ず保護者の方と一緒に制作することが非常に重要です。

割り箸をもっと楽しむ!家でも使える“エコ&進化系”商品紹介

割り箸の奥深い魅力を知ると、ご家庭でもこだわりの一品を使ってみたくなりますね。

ここでは、オンラインで購入可能な、環境に配慮されたエコな割り箸と、繰り返し使える進化系の割り箸を紹介します。

家庭向けエコ割り箸セット|大和物産 エコナミー節付竹天削箸

こちらは、竹本来の自然な風合いが魅力の、節付き割り箸です。

持ち手部分を斜めにカットする「天削ぎ加工」によって、見た目の美しさと口当たりの良さを両立しています。

また、竹の断面の角をわずかに削ることで、手に持った時の感触も優しく、安全面にも配慮されています。

15膳入りが5袋セットになっており、日常使いからホームパーティまで幅広く対応。

個包装ではないため、ごみを減らすことにも貢献できるエコな商品です。

割って使える金属の割り箸|MITATE(見立)

前述のとおり、この箸はアルミニウム製でありながら、割り箸のように「割って、はめる」という行為を楽しめる画期的な製品です。

まさに職人技術の結晶と言える逸品で、すみだモダンプロジェクトから生まれました。

アルマイト加工による上品なシャンパンゴールドの質感と、驚くほどの軽さが特徴。

繰り返し使えるサステナブルな点も評価されており、毎日の食卓を豊かにするマイ箸として、また大切な方への特別な贈り物としても人気を集めています。

まとめ

今回は「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」で紹介された、割り箸の驚くべき進化についてまとめました。

持ちやすさや割りやすさを追求した形状の工夫、環境負荷が少なく機能性も高い竹素材の普及、そして使用済み割り箸がオフィス家具やお洒落なテーブルに生まれ変わるアップサイクルの取り組みなど、その世界は想像以上に奥深いものでした。

さらに、パキッと割れる金属製の箸「MITATE」や、連射可能な「割り箸ガトリング銃」など、技術と遊び心が詰まったアイデアも登場し、割り箸の新たな可能性を感じさせてくれます。

この記事を通して、日常的に使う割り箸への見方が少し変わったのではないでしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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