2025年7月31日放送のあさイチで、クラゲに刺されたときの対処法とNGな行動について紹介されました!
教えてくれたのは、埼玉医科大学病院の上条吉人臨床中毒センター長です。
夏の海水浴シーズン、もしもの時に備えて正しい知識を身につけておくと安心です。
クラゲに刺されても慌てず冷静に対応できるよう、正しい方法とやってはいけない行動をしっかり確認しておきましょう。
クラゲに刺されたときの対処法
クラゲに刺された場合、パニックにならずに落ち着いて行動することが最も重要です。
正しい手順を踏むことで、症状の悪化を防ぎ、回復を早めることができます。
結論として、まずは安全な陸へ上がり、刺された箇所を海水で優しく洗い流すことが基本の対処法です。
なぜなら、海から上がるのはアナフィラキシーショックという重篤なアレルギー反応が起こる危険性を避けるためです。
このショック症状は刺されてから10分~15分ほどで発症し、意識を失って溺れる危険があります。
また、海水で洗い流すのは、クラゲの触手に残っている「刺胞(しほう)」という毒の入ったカプセルを、これ以上刺激しないためです。
具体的な手順は以下の通りです。
- 1. 陸にあがる : まずは落ち着いて海から上がり、安全な場所を確保してください。
- 2. 海水で優しく洗い流す : 刺された部分に触手が残っているかどうかわからなくても、必ず海水で優しく洗い流します。
手で直接触手を剥がそうとすると、その刺激でさらに毒が注入される危険があるため、絶対に手で触れないでください。
ペットボトルに海水を汲んだり、波打ち際の浅い場所でそっと洗い流したりするのが効果的です。 - 3. 緊急時の対応 : 刺された箇所以外に痛みが出たり、頭痛や吐き気、気分が悪くなったりした場合は、ためらわずにすぐに救急車を呼びましょう。
- 4. 医療機関の受診 : 応急処置をしても痛みが続いたり、腫れが引かなかったりする場合には、皮膚科を受診して専門医の診察を受けてください。
クラゲに刺されたときのNG行動
良かれと思ってやった行動が、実は症状を悪化させてしまうことがあります。
特にやってはいけないNG行動を2つ紹介します。
真水で洗い流す
刺された箇所を真水(水道水やミネラルウォーターなど)で洗うのは絶対にやめてください。
クラゲの触手についている無数の刺胞は、浸透圧の変化に非常に敏感です。
普段暮らしている海水とは浸透圧が異なる真水に触れると、それが刺激となって一斉に毒の針を発射してしまい、痛みや腫れが急激に悪化します。
海の家やシャワー室に駆け込んで、すぐに水道水で洗い流したくなりますが、必ず海水で洗い流すことを徹底しましょう。
ゴシゴシ洗い流す
砂をこすりつけて触手を取ろうとしたり、タオルで強くこすったりするのもNGです。
刺胞は物理的な強い刺激によっても毒針を発射します。
ゴシゴシこすることは、残っている刺胞を皮膚にさらに押し付け、毒を無理やり注入させることにつながります。
触手が見えなくても、優しく海水で洗い流すのが鉄則です。
クラゲよけと日焼け止めが一度にできる
そもそもクラゲに刺されないための予防も大切です。
番組では、そんなときに役立つ便利なアイテムも紹介されました。
SAFE SEA セーフシー クラゲよけ 日焼け止め
これは、クラゲよけと日焼け止めの効果が一つになった画期的なクリームです。
SPF50+、PA++++と高い紫外線カット効果を持ちながら、クラゲが仲間だと認識する特殊な成分が含まれており、刺されにくくする効果が期待できます。
肌に塗ることで、クラゲの触手が肌に触れても、それを「刺す対象」として認識させないように働く仕組みです。
ウォータープルーフなので、水の中でも効果が持続します。
海でのレジャーを楽しむ前に塗っておけば、紫外線対策とクラゲ対策が同時にできて一石二鳥です。
・ 商品名: SAFE SEA セーフシー クラゲよけ くらげよけ 日焼け止め Advance アドバンス SPF50+ ボトル 大容量118mlボトルタイプ
・ 価格: 2,160円(税込、送料別) (2025/7/31時点)
まとめ
クラゲに刺されたときの対処法とNG行動についてまとめました!
夏の楽しい海辺のレジャーも、クラゲに刺されてしまうと台無しです。
でも、今回紹介された「まず陸へ上がる」「海水で優しく洗う」という正しい対処法と、「真水やこするのはNG」という点を覚えておくだけで、万が一の時も冷静に対応できますね。
安心して夏を満喫するためにも、ぜひ頭の片隅に入れておきたい情報です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。