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【あさイチ】プレミアムトーク奈緒|舞台「WAR BRIDE」と戦争花嫁

2025年7月18日に放送された「あさイチ」のプレミアムトークでは、女優の奈緒さんが出演しました。

演技派として多くの主演作で活躍する奈緒さんが、自身の人生の転機や、最新舞台「WAR BRIDE」に込めた思い、そして共演者たちが語る素顔について、深く語りました。

目次

奈緒さんが語る“家族”と“恩師”の物語|プレミアムトーク

番組では、奈緒さんのこれまでの歩みと、彼女を形作った重要な出会いが紹介されました。

女優・奈緒さんが歩んだ道と人生の転機

奈緒さんの女優としての道のりは、決して平坦なものではありませんでした。

20歳の時に故郷の福岡から上京し、仕事の当てもない中でオーディションを受け続ける日々を送ります。

「誰かの心に残る芝居がしたい」という強い思いだけを胸に、不安な生活を乗り越えてきました。

大きな転機となったのは、演技レッスンで出会った一人の“恩師”の存在です。

その恩師からの言葉が、演じることの本質と向き合うきっかけとなり、彼女の演技と人としてのあり方を大きく変えました。

さらに、2022年に主演した舞台『恭しき娼婦』での経験も彼女に変化をもたらします。

演出家からかけられた「迷ってもいい」「不完全なままでいい」という言葉により、完璧を求めすぎていた自分から解放されました。

この経験から「自然体でいることが、一番伝わる芝居になる」と気づき、以降の作品では“余白”や“ゆらぎ”を大切にするようになったのです。

また、人に弱みを見せることを恐れず、助けを求めることの大切さも学び、人とのつながりをより深く意識するようになりました。

舞台「WAR BRIDE」で描く、ひとりの女性の真実

奈緒さんの最新舞台「WAR BRIDE」は、実在の女性の人生に基づいた物語です。

この作品は、戦後の日本でアメリカ兵と恋に落ち、国際結婚をしてアメリカへ渡った戦争花嫁”、桂子・ハーンさんの実話を描いています。

奈緒さんは役作りのため、2025年1月に渡米し、桂子さん本人と直接面会しました。

桂子さんの言葉一つひとつを胸に刻み、その人生を等身大の物語として舞台で表現したいという強い気持ちで取り組んでいます。

この舞台は単なる歴史劇ではなく、「家族とは何か」「人生を選ぶとはどういうことか」を現代に問いかける、深いメッセージ性を持った作品です。

ウエンツ瑛士さんが感じた奈緒さんの“魅力”

「WAR BRIDE」で奈緒さんの夫役を演じるウエンツ瑛士さんは、彼女の魅力を「自然体」であることだと語ります。

テレビで見る印象と変わらず、無理がなく嘘がない人物だと話しました。

リハーサル現場でも、奈緒さんは相手の芝居に丁寧に反応し、信頼関係を築くのが非常に上手だといいます。

特に、二人が目指す「すべてを言葉にしなくてもわかる夫婦関係」を築く上で、奈緒さんの「空気を読んで動ける柔らかさ」が大きな力になっていると感じている様子です。

お互いの呼吸を感じ合いながら作られる舞台の完成度の高さがうかがえます。

共演者たちのリアルな証言も登場

番組では、過去に奈緒さんと共演した俳優の濱田岳さんと、脚本家の野島伸司さんがVTRで出演し、彼女の魅力を語りました。

濱田岳さんは、「セリフに頼らずに感情を伝える芝居が本当にうまい」と、奈緒さんの表現力を絶賛しています。

一方、野島伸司さんは、「とても静かなのに、人を引き込む力がある」と彼女の内面に秘めた表現力についてコメントしました。

戦争花嫁の過去と現代をつなぐ視点

舞台のテーマである「戦争花嫁」は、第二次世界大戦後、占領軍の兵士など外国人と結婚し、海外へ渡った日本人女性たちのことです。

当時の日本では「敵国の兵士と結婚する」ことへの偏見が強く、渡航先でも人種差別や孤独といった多くの困難に直面しました。

しかし、彼女たちはそうした逆境の中でも力強く家族を築き、異文化理解の生きた懸け橋となったのです。

困難な状況で自らの意思で人生を選び抜いた彼女たちの姿は、現代を生きる私たちに「強く生きる」ことの意味を教えてくれます。

国際結婚が当たり前になった今、その礎を築いた先駆者として、彼女たちの生き方は改めて注目されています。

まとめ

「あさイチ」のプレミアムトークで語られた、女優・奈緒さんの歩みと舞台「WAR BRIDE」の裏側についてまとめました。

故郷を離れてゼロから道を切り拓き、人との出会いを通じて成長を遂げてきた奈緒さんの姿は非常に印象的でした。

そして、実在の「戦争花嫁」の人生に真摯に向き合う役作りからは、彼女の俳優としての誠実さと情熱が伝わってきます。

共演者からの言葉も、彼女がどれだけ多くの人に愛され、信頼されているかを物語っていました。

舞台「WAR BRIDE」が、歴史を超えて現代に響く感動的な作品になることは間違いないでしょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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