2025年7月20日放送の「ダーウィンが来た！」で、「千差万別！生きものたちの子育てスペシャル」が特集されました！
今回の放送では、南米の密林に住むカエルのお父さんや、群れで子育てをするシャチのおばあちゃんなど、個性的で感動的な動物たちの子育てに密着します。
千差万別！生きものたちの子育てスペシャル
世界中の生きものが見せる、驚きと感動に満ちた子育ての様子が紹介されます。
過酷な自然の中で命をつなぐための知恵と愛情にあふれた奮闘記です。
密林で奮闘！お父さんカエルの子育て大冒険
南米の密林では、お父さんカエルが驚くべき方法で子育てを行います。
これは、子どもたちを安全な環境で成長させるための、父親の深い愛情と責任感の表れです。
その子育てとは、オタマジャクシを一匹ずつ背中に乗せて、木の上のわずかな水たまりへと運ぶというものです。
目的地までの道のりは、滑りやすい葉や天敵の存在など、数多くの危険が潜んでいます。
それでもお父さんカエルは、子どもたちの命を守るために、毎日何度もこの危険な道のりを往復します。
子どもたちの新しい住処となるのは、木のウロに溜まった小さな水たまりです。
この場所は乾季になると水が干上がってしまう危険性もあるため、お父さんは水の量も常に確認するという大切な役割を担っています。
海の中ではおばあちゃんシャチが活躍
シャチの社会では、「海の先生」としておばあちゃんシャチが子育てにおいて極めて重要な役割を果たします。
これは、シャチが家族の絆を大切にし、群れ全体で次世代を育てる文化を持つためです。
おばあちゃんシャチは、その豊富な知恵と長年の経験を活かし、若いシャチたちに狩りの技術をはじめとする生きる術を教えます。
波の動きやエサの在り処を熟知しているおばあちゃんは、まさに群れの生きるための羅針盤です。
このように、シャチは一頭の子どもを母親だけでなく家族みんなで見守り、育てるという社会的な子育てを行います。
複数世代が協力し合う姿は、人間の家族のあり方とも通じるものがあります。
タコやリカオンにも独自の子育てが
子育ての方法は、他の動物たちにとっても実に多様です。
海に暮らすタコやアフリカの草原を駆けるリカオンも、それぞれ独自の方法で命をつないでいます。
タコの母親は、卵が孵化するまでの間、飲まず食わずで卵を守り続けるという驚異的な忍耐力を見せます。
時には自らの体を犠牲にしてまで子どもを守る姿は、海の厳しさと深い母性を物語っています。
一方、リカオンは群れの強い団結力で子育てに臨みます。
自由奔放な若いリカオンたちに年長者が振り回されながらも、群れ全体で協力して子どもたちを守り育てようと奮闘します。
その姿からは、野生の世界における「助け合いの精神」の重要性が伝わってきます。
