2025年7月28日に放送された『午後LIVE ニュースーン』の新シリーズ「飛び出すシニア」では、74歳のファッション系YouTuberであるロコリさんが特集されました。
ユニクロやGU、しまむらといったプチプラブランドをおしゃれに着こなすテクニックや、その波乱万丈な人生から紡ぎ出される前向きな生き方が、多くの世代から注目を集めています。
飛び出すシニアのプチプラ革命
74歳のファッション系YouTuber・ロコリさんは、年齢を言い訳にせず、自分らしいスタイルを貫く姿で多くの人々を魅了しています。
ユニクロ、GU、しまむらといった手頃な価格のアイテムを巧みに取り入れ、自分らしさを表現するコーディネートを発信。
そのファッションや生き方には、年齢を重ねても輝き続けるためのヒントが詰まっています。
安くても妥協しない、ロコリさんの“工夫が光る”おしゃれ術
ロコリさんのファッションの神髄は、プチプラアイテムでも選び方と着こなし方一つで「上質感」を演出する点にあります。
彼女は服をただ着るのではなく、「どう着るか」に徹底的にこだわり、自身の肌が明るく見えるブルーベースに合う色味を中心にコーディネートを組み立てます。
例えば、パンツは自身の体型に完璧に合う「自分丈」に直し、シャツの裾は軽く結んで立体感を出すなど、細やかな工夫が随所に見られます。
さらに、ベルギー製の個性的なメガネ「テオ」や、ドイツの健康靴「ストロバー」といった、機能性とデザイン性を両立させた小物をアクセントとして使用し、全体のコーディネートを引き締めています。
また、築50年以上の自宅も自らDIYで明るい壁紙に張り替えるなど、お金をかけずに工夫と愛情で暮らしを豊かにする姿勢が、彼女のライフスタイル全体から伝わってきます。
借金・介護・孤独…それでも前を向き続けた人生の歩み
ロコリさんの輝きは、多くの困難を乗り越えてきた経験に裏打ちされています。
35歳で開業したブティックの経営に失敗し、2000万円もの負債を抱えた過去があります。
その後、百貨店で働きながら返済を続けましたが、59歳からは認知症を患った母親の介護に10年間専念するという、精神的にも体力的にも過酷な日々を過ごしました。
70歳を目前に母親を見送り、同時に百貨店も閉店。
残されたのは古い家と月5万円の年金のみという厳しい状況でした。
しかし、ロコリさんはそこで立ち止まらず、69歳でマクドナルドのアルバイトを開始。
「若い人と働くことで元気になれる」と、その仕事を自分なりの“ジム代わり”と捉え、前向きに取り組む姿は多くの人に勇気を与えています。
学び続けてつかんだ、YouTubeという新たな舞台
ロコリさんは71歳でYouTubeを始めるにあたり、半年間もの時間をかけて動画編集技術や同世代の人気チャンネルを徹底的に研究しました。
その努力が実を結び、最初の投稿からわずか数ヶ月で再生回数は100万回を突破するほどの人気クリエイターへと成長します。
彼女の動画は、ファッションだけでなく、日々の暮らしの工夫や人生の気づきなど、飾らない視点から語られる「生き方のヒント」が満載です。
撮影から編集まで全て自分一人で行い、「できることを、できる範囲で」続けるその姿勢が、多くの視聴者の共感を呼んでいます。
シンプルな暮らしが生む、心の豊かさと安心感
ロコリさんのライフスタイルは、贅沢をせず、しかし「ケチケチしすぎない」という絶妙なバランスの上に成り立っています。
アルバイトでは1日に7000歩以上歩き、2日に一度は3kmのウォーキングを欠かさないなど、日々の運動で心身の健康を維持しています。
壮絶な介護生活で培った「泣いて気持ちを切り替える」「人に相談する」「笑い話にする」といった心のバランスを保つ術は、現在の彼女の落ち着きと前向きさの源泉です。
節約においても我慢するのではなく、「使うべきところは使い、抑えるところは自然に抑える」という感覚が身についており、お金をかけなくても満足度の高い豊かな暮らしを実現しています。
年齢にとらわれず、自分らしさを大切にする時代へ
ロコリさんが発信するメッセージの核心は、年齢を理由に何かを諦めるのではなく、自分の「好き」という気持ちを信じて行動することの大切さです。
「おしゃれは若い人のもの」という固定観念を覆し、「今の自分を楽しむことが一番大事」という姿勢は、シニア世代だけでなく、これからの人生に不安を抱えるあらゆる世代にとって大きな刺激となります。
「挑戦するのに遅すぎることはない」という彼女の生き方は、多くの人々の背中を力強く押してくれます。
ロコリさん愛用アイテムを紹介する特別コーナー
ロコリさんのファッションの秘訣は、自分に似合うものを知り、工夫して楽しむ姿勢にあります。
プチプラでも上質に見せる小物選びは特に参考になります。
ここでは、ロコリさんが実際に愛用しているこだわりのアイテムを紹介します。
ベルギー製メガネ「theo(テオ)」の魅力
ロコリさんが愛用しているのは、ベルギーの個性派ブランド「theo(テオ)」のメガネフレーム「Oracle」です。
六角形のユニークなデザインが特徴で、掛けるだけで顔の印象をパッと明るく見せてくれます。
特にブルーベースの肌色に映えるカラーが多く、ファッションのアクセントとして最適です。
価格は約25,300円で、細部まで丁寧に作られた品質の高さも魅力です。
ドイツ製健康シューズ「Strober(ストロバー)」
日常的に長時間歩くロコリさんにとって、足腰への負担を軽減する靴は必須アイテムです。
彼女が選んだのは、ドイツ製の健康靴ブランド「Strober(ストロバー)」のレディースウォーキングシューズ。
価格は52,250円で、医療や整形外科の視点を取り入れた設計が最大の特徴です。
優れた歩きやすさと安定感を持ちながら、どんな服装にも合わせやすいすっきりとしたデザインで、おしゃれと健康を両立させています。
ブルーベースに似合うファッション小物
ロコリさんは、ご自身のパーソナルカラーであるブルーベースに似合う色を小物で巧みに取り入れています。
ネイビーやラベンダー、グレーといった控えめな色味のストールやバッグ、アクセサリーを差し色に使うことで、全体のコーディネートに清潔感と品格を加えています。
アイテム | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
ネイビーストール | 顔まわりを明るく見せる | 2,000〜4,000円 |
小ぶりなブルーバッグ | 清潔感のある差し色に | 3,000〜6,000円 |
淡いラベンダーのピアス | 肌なじみの良さが魅力 | 1,000〜3,000円 |
まとめ
『午後LIVE ニュースーン』で紹介された74歳YouTuber、ロコリさんのプチプラコーデ術と愛用アイテムについてまとめました。
ユニクロなどの身近なブランドをおしゃれに着こなすテクニックはもちろん、数々の困難を乗り越えてきたからこその、前向きでしなやかな生き方に多くのことを学べます。
ロコリさんのライフスタイルは、年齢に関係なく、今この瞬間を楽しみ、挑戦し続けることの素晴らしさを教えてくれます。