2025年7月12日放送の「放送局占拠」で、第1話に登場した放送局のロケ地について特集されました。
櫻井翔さん主演のこのドラマは、放送局が占拠されるという緊迫したストーリーで、その舞台となった「テレビ日本」が一体どこで撮影されたのか、多くの視聴者の関心を集めています。
この記事では、SNSや公式発表から明らかになったロケ地の詳細情報から、聖地巡礼のガイドまで詳しく解説します。
第1話メイン舞台「放送局」ロケ地
物語の核心となる放送局「テレビ日本」のシーンは、一つの施設ではなく、外観と内部でそれぞれ異なる場所が使われています。
千葉県の幕張エリアと茨城県境町のフィルムコミッションの協力を得て、リアリティあふれる映像が作り出されました。
幕張メッセ国際展示場展示ホール9〜11
主人公・武蔵刑事(櫻井翔さん)が所属するテレビ局が爆破・占拠されるクライマックスシーンで、放送局の「外観」や「ロビー」として使用されたのが、千葉市美浜区にある幕張メッセの国際展示場展示ホール9〜11です。
この場所は、過去のシリーズ作品でも重要な拠点として登場した実績があり、その連続性がロケ地選定の理由の一つです。
最寄りのJR京葉線・海浜幕張駅から徒歩圏内とアクセスも良好なため、多くのファンが聖地巡礼に訪れています。
境町フィルムコミッション支援による内部セット撮影
放送局「内部」の緊迫感あふれるシーンは、茨城県境町のフィルムコミッションが支援した施設で撮影されました。
境町は室内セットの提供に定評があり、今作でも制御室やモニタールーム、廊下といった重要な場面の撮影が行われています。
具体的な施設名は公表されていませんが、外観は実際の建物、内部はスタジオセットという近年のドラマ制作のパターンに沿った手法が取られています。
フジテレビ跡地? 期待感と実際
一部の視聴者の間では、ロケ地がフジテレビの旧社屋ではないかという期待感が高まっていました。
しかし、実際の撮影地は幕張と境町の施設です。
この事実は、ロケ地選定の完成度が非常に高く、本物のテレビ局と見間違うほどの雰囲気を画面上で再現できていたことの証明と言えます。
SNS&公式によるロケ地発見
今回のロケ地特定は、番組公式からの情報発信をきっかけに、ファンや視聴者が一体となって進められた点が特徴です。
SNSを舞台にした参加型のイベントが、大きな盛り上がりを見せました。
X(旧Twitter)での撮影報告まとめ
日本のテレビの公式X(旧Twitter)アカウントは、第1話の放送直前に「#テレ日さんを探せ」というハッシュタグを付けて、放送局の場所を特定するよう呼びかけました。
この投稿をきっかけに、視聴者は映像に映るエントランスの外観などをヒントに特定作業を開始し、多数の現地目撃情報や写真付きの投稿が寄せられました。
中でも、放送局の外観として「幕張テクニカルセンター(旧日本IBM幕張ビル)」が有力候補として繰り返し挙げられています。
公式Instagramのヒント映像チェック
公式Instagramでは、放送局内部と思われるセットのメイキング動画が複数投稿されました。
動画には、アクリルガラス越しのモニター群や狭い廊下などが映っており、これらがCGではなく精巧に作られた実物セットであることがはっきりと示されています。
映像の背景に映る照明や配線ダクトなどの細かなパーツから、ドラマ制作用のスタジオが使用されたという見方が確定的なものになりました。
フィルムコミッションによる支援報告
前述のとおり、茨城県境町のフィルムコミッションが公式Xで撮影支援を実施したと発表しました。
この情報により、外観は千葉・幕張で、制御室などの内部シーンは茨城・境町で撮影されたという、複数拠点を使い分ける制作体制が裏付けられています。
放送局以外の関連ロケ地(予想展開含む)
物語は占拠された放送局内だけでなく、外部の関連施設でも進行します。
今後のストーリー展開で重要となるであろう、放送局以外のロケ地についても解説します。
都知事選特番セットの可能性ある施設
第1話の「テレビ日本」は都知事選の特番を放送中でした。
このような大規模な特番セットは、臨場感と安全性を両立させるため、都心にある湾岸地区の専用スタジオで組まれるのが一般的です。
今作でも、幕張のロケ地とは別に、都内の大型スタジオで都知事選特番のセットが再現され、撮影が行われました。
内部セットはどこ?スタジオ撮影の推定
放送局内部や制御室などのシーンは、境町の施設に加えて、神奈川県川崎市にある日本テレビ生田スタジオ系列の施設が使用された可能性が濃厚です。
公式Instagramのメイキング映像に映る機材や照明の配置が、日テレ系列の大型スタジオの構造と多くの類似点を持っています。
このスタジオは、過去の同シリーズでも大型セットの収録に使用された実績があります。
今後の回で出そうな回想・別舞台のロケ地動向
「占拠」シリーズでは、過去作「大病院占拠」や「新空港占拠」でも、物語の進行に合わせて全国の複数拠点で撮影が行われてきました。
今作も、すでに千葉・幕張、茨城・境町、神奈川・川崎に加えて、東京・霞が関にある警視庁本部庁舎の外観が第1話で登場しています。
今後、回想シーンや捜査現場として、これらの場所が再び映し出されることになります。
聖地巡礼ガイド&注意点
ドラマの舞台となったロケ地を実際に訪れたい方のために、モデルルートやアクセス方法、訪問時のマナーを紹介します。
ルールを守って、安全に聖地巡礼を楽しみましょう。
巡礼ルート(幕張・千葉市中心)
聖地巡礼のスタート地点としておすすめなのは、JR京葉線・海浜幕張駅です。
まず、駅から徒歩約12分の距離にある「幕張テクニカルセンター(旧IBM幕張ビル)」を訪れ、ドラマに登場した放送局の外観を体感します。
その後、すぐ近くの「幕張メッセ展示ホール(9〜11)」へ移動すると、ロビーなどの風景と合わせて、より深く作品の世界観に浸ることが可能です。
駅周辺には商業施設も充実しており、巡礼後の休憩にも便利です。
公共交通アクセスと最寄り駅
メインのロケ地へのアクセスは、JR京葉線「海浜幕張駅」が最寄りです。
幕張テクニカルセンターへは、駅の北口からまっすぐ歩いて約12分で到着します。
バスを利用する場合は、駅北口のバス停から「幕張メッセ中央」行きに乗り、「幕張メッセ」停留所で下車すると徒歩5分です。
車で訪問する際は、幕張メッセの有料駐車場が利用できますが、休日は大変混雑するため、公共交通機関の利用が確実です。
訪問時のマナーと注意事項
ロケ地は個人が所有する施設や、業務で利用されている場所です。
訪問する際は、以下のマナーを守ってください。
まず、ロケ地の一つである幕張テクニカルセンターは個人所有の業務施設であり、一部は撤去工事中のため、敷地内や立入禁止区域への侵入は絶対に行わないでください。
次に、写真撮影は公道から外観を撮るに留め、施設敷地内での撮影や、三脚の使用、大声での会話は近隣住民や企業の迷惑となりますので控える必要があります。
最後に、ロケ地周辺の歩道は、地域住民の方々の通勤路でもあります。
地図を見ながら歩いたり、長時間立ち止まって撮影したりする際は、通行の妨げにならないよう周囲への配慮を忘れないでください。
まとめ
ドラマ「放送局占拠」第1話のロケ地は、外観を千葉県の「幕張テクニカルセンター」と「幕張メッセ展示ホール9~11」、内部セットを茨城県「境町」のフィルムコミッションが支援した施設で撮影するという、巧みな手法が取られていました。
公式SNSがヒントを出し、ファンが特定するという現代的な宣伝方法も、作品の盛り上がりに大きく貢献しています。
リアルな外観と、緊張感ある内部セットの組み合わせが、ドラマの世界観に圧倒的なリアリティを与え、聖地巡礼の魅力を一層高めています。
今後の回で新たなロケ地が判明次第、情報を更新していきます。