2025年7月16日放送のNHK総合『サンクスonデリバリー』で、コロンビアのカーネーション農家に“ありがとう”を届ける旅について紹介されました!
母の日や結婚式といった私たちの暮らしの特別な場面を彩るカーネーション。
その多くが、遠い国から届けられていることをご存知でしょうか?
番組では、日本で使われるカーネーションの一大生産地、南米・コロンビアを訪れ、一杯の花に込められた人々の想いと、国境を越えた感謝の物語を紐解きます。
カーネーションに込めた“ありがとう”の旅
この番組は、普段私たちが目にしている美しい花の裏側にある、心温まるストーリーを追うドキュメンタリー企画です。
日本から遠く離れたコロンビアで働く人々に、日本の消費者からの「ありがとう」を直接届ける旅に密着します。
カーネーションのふるさと・コロンビアの知られざる背景
日本で流通しているカーネーションの約6割は輸入品で、その中でもコロンビア産が約4割という高いシェアを占めています。
なぜなら、赤道直下に位置するコロンビアの気候は、一年を通して花の栽培に非常に適しているからです。
特にアンデス山脈のふもとに広がる農園では、多種多様な花が育てられ、世界中に出荷されています。
その中でもカーネーションは、日本の冠婚葬祭や贈り物に欠かせない存在であり、一輪一輪が手作業で丁寧に栽培されています。
この番組は、私たちが当たり前のように手に取る花が、どのような場所で、どのような人々の手によって育まれているのか、その現場を記録しています。
苦しみの時代を生き抜いた花農家の女性たち
このドキュメンタリーの大きなテーマは、花の裏にある「人生の物語」です。
コロンビアでは、かつての内戦や麻薬問題の影響で、多くの女性が困難な生活を余儀なくされてきました。
番組が現地で出会ったのは、そうした苦しい時代を乗り越え、花農園で働くシングルマザーたちです。
花の栽培は決して楽な仕事ではありませんが、彼女たちにとっては安定した収入と規則正しい生活をもたらす、かけがえのない支えとなっています。
農園で働くことを通じて、彼女たちが笑顔と希望を取り戻していく姿は、花の美しさの裏にある力強い生命力を感じさせます。
彼女たちが育てた一輪のカーネーションが、海を越えて日本の誰かの心を癒し、お祝いの場を彩るという、顔の見えない人々の間に存在する温かい絆を描き出しています。
日本から届ける“ありがとう”のサプライズ
番組のクライマックスとなるのが、日本から花農家の方々へ感謝を伝えるサプライズ企画です。
花を購入した日本の消費者からの「ありがとう」という感謝の気持ちを、メッセージという形で直接生産者に届けます。
自分が育てた花が、遠い国で見知らぬ誰かの笑顔につながっている。
その事実を言葉と映像で知った時、現地の人々の心に温かい光が灯ります。
この取り組みは、花が単なる「モノ」ではなく、多くの人々の努力と願いが込められた特別な存在であることを教えてくれます。
私たちが日常の中で受け取る花の価値を、改めて考えるきっかけとなる感動的な企画です。
出演者とナビゲーター
この心温まる旅路を、多彩な出演者が見守ります。
司会を務めるのは、優しい語り口が魅力の俳優・佐藤隆太さんとAIさんです。
そしてゲストとして、お笑い芸人の福田麻貴さん(3時のヒロイン)と、グローバルボーイズグループJO1の豆原一成さんが出演します。
俳優、お笑い芸人、アイドルと、異なるジャンルで活躍する出演者たちが、それぞれの視点からVTRを鑑賞し、素直なリアクションやコメントを寄せることで、番組に親しみやすさと深みを与えてくれます。
まとめ
『サンクスonデリバリー』で紹介された、コロンビアのカーネーション農家と感謝を伝える旅についてまとめました!
一杯の花が私たちの手元に届くまでに、これほど多くの人々の人生と想いが関わっていることに、改めて気付かされる内容でした。
特に、困難な状況を乗り越えて働く女性たちの姿と、日本からの感謝のメッセージに胸が熱くなります。
私たちが普段何気なく贈ったり飾ったりしている花には、国境を越えた温かい心のつながりが詰まっているのですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。