2025年8月8日放送の『ZIP!』特集コーナーで、夏に食べたくなるカレーについて紹介されました!
なぜ夏にカレーが食べたくなるの?
暑い季節になると、不思議とカレーが無性に食べたくなることがありませんか。
その現象には、カレーに含まれるスパイスの効果と私たちの体の仕組みが科学的に関係しています。
具体的には、主に3つの理由が挙げられます。
- ① スパイスが食欲を刺激するから : 夏バテで食欲が落ちやすい時期でも、カレーのスパイスが胃腸の働きを活発にしてくれます。
特にクミンやカルダモンといったスパイスは消化を助ける働きがあり、「食べる漢方」とも言える存在です。 - ② カプサイシンが発汗を促し体温を調整するから : 唐辛子に含まれる辛味成分カプサイシンには、汗を出す作用があります。
汗が蒸発する際に体の表面から熱を奪うため、結果的に体を涼しく感じさせてくれるのです。 - ③ 暑い地域の料理だから日本の夏とも相性がいい : カレーのルーツはインドや東南アジアなど、高温多湿な地域にあります。
これらの地域では、スパイスが食材の腐敗を防ぎ、殺菌する目的で使われてきました。
そのため、蒸し暑い日本の夏とも非常に相性が良い料理なのです。
コーヒーを加えるとカレーが美味しくなるって本当?
家庭で作るカレーにインスタントコーヒーを少し加えるだけで、プロのような深みとコクが生まれるのは本当です。
その理由は、コーヒー特有の苦味と酸にあります。
コーヒーのほろ苦さが、カレー全体の味を引き締め、スパイスや具材の甘みと絶妙なバランスを生み出します。
特に、浅煎りのコーヒーは酸味が引き立ち、カレーとの相性が良いとされています。
さらに、コーヒーに含まれる酸には、肉のタンパク質を分解して柔らかくする効果も期待できます。
使い方のコツは、カレールーを溶かした後の仕上げのタイミングで、インスタントコーヒーを小さじ1/2杯から1杯程度加えることです。
入れすぎてしまうと苦味が強くなるため、少量から試すのがおすすめです。
この夏注目の最新カレーとは?
2025年の夏、カレー好きの間で特に注目を集めているのが「ネオ・カシミールカレー」です。
これは、伝統的な辛口のカシミールカレーに、コーヒー豆やカカオといった新しい要素を加えて、香ばしさと味の奥行きを追求した進化系のカレーを指します。
東京・両国「昼間のトミさん」のネオ・カシミール カカオキーマカレー
東京・両国の「昼間のトミさん」では、2025年7月から8月の期間限定で「ネオ・カシミール カカオキーマカレー」が提供されています。
カカオを加えることで、スパイシーさの中に深いコクと香ばしさがプラスされています。
また、グルテンフリー・無化調にこだわっており、健康志向の方にも嬉しい一皿です。
神奈川・平塚「湘南スープカレー 海月」のカシミール・カオソーイ
神奈川・平塚の「湘南スープカレー 海月」では、タイ北部の名物麺料理「カオソーイ」とカシミールカレーを融合させた「カシミール・カオソーイ」が週末限定で登場しています。
カシミールカレーのシャープなスパイス感と、ココナッツミルクを使ったカオソーイのまろやかさが一体となった、新感覚の味わいが楽しめます。
カレーをもっと美味しくする簡単アレンジ術
いつもの家庭のカレーも、ほんのひと手間で本格的な味わいに変身させることができます。
番組で紹介された簡単なアレンジ術をご紹介します。
- テンパリング : 調理の仕上げに、油でカルダモンやクローブなどのホールスパイスを熱し、香りを引き出した「香り油」をかける方法です。
これだけでスパイスの香りが格段に引き立ち、専門店の味に近づきます。 - ガラムマサラ : 複数のスパイスがブレンドされたガラムマサラは、火を止めた後にひとふりするだけで、カレー全体の風味と香りを豊かにしてくれます。
- ヨーグルトやココナッツミルク : 辛さをマイルドにしたい時や、味に厚みを出したい時には、ヨーグルトやココナッツミルクを加えるのがおすすめです。
コクとまろやかさが加わり、食べやすくなります。 - 味噌やレモン : 隠し味として味噌を少量加えると、和風のうま味とコクがプラスされてクセになる味わいになります。
また、レモンやタマリンドなどで酸味を加えると、味が引き締まり爽やかな後味になります。 - ハーブとナッツ : 盛り付けの際に、パクチーなどのフレッシュハーブを添えるだけで、彩りと香りが豊かになります。
軽くローストしたカシューナッツやアーモンドを砕いてトッピングすれば、食感のアクセントも楽しめます。
まとめ
『ZIP!』で特集されたカレーの情報についてまとめました!
夏にカレーが食べたくなる科学的な理由から、コーヒーを使った驚きの裏技、そして「ネオ・カシミールカレー」という最新トレンドまで、カレーの奥深い世界が紹介されました。
家庭で簡単に試せるアレンジ術もたくさんあり、いつものカレーをワンランクアップさせるヒントが満載でした。
この夏は、ぜひ新しいカレーの楽しみ方を発見してみてください。